紙ひこうき少年

~日常の中で考えた事~日記など~。気軽にフラットにフットワーク軽めに読んでもらえたら嬉しいです(・▽・)

母親のへそが国宝級にクサい

皆さんは自分のへそのにおいを嗅いだことはあるだろうか。

 

僕はある。

どうでもいいが、僕のへそはにおいがしない。

 

ただ、僕の母親は、、、

 

 

 

 

 

今日、ふと頭の中にフラッシュバックしてきた

母親のへそ。

 

 

今から10年くらい前になるだろうか、

 

 

僕は母親にへその掃除をちゃんとしなさいと言われた時の事だった。

 

 

 

「お母さんのへそ見せてよ」

 

 

「いいわよ」

 

「わぁ〜、俺よりキレイだ~」

 

 

 

母の裏の声

「さぁ、喰らうがいい、その臭さで龍をも沈めたとも言われるへそのニオイをな!!!」

 

 

 

「母さんのへそほじほじしてにおいしてごらん♡」

 

 

「いいの?笑」

 

 

僕の脳はこの時、

へそのにおいを嗅ぎたいという

一種のマインド・ヘソ・コントロールをされていたのかもしれない

 

そうして僕は指で母親のへそをほじほじして

その指のにおいを嗅ぐ

 

 

 

 

その時の衝撃は忘れられない。

 

 

雷にでも打たれたような、いや、足の小指をタンスの角にぶつけたような、

 

どう表現したら良いのか、もはや表現することさえおこがましいような、

 

 

そんな激臭が僕の鼻と脳みそをおそった

 

 

「くっさーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

 

 

 

 

 

あれからもう10年。

 

 

もう10年も経ってるんだ。

 

 

10年も経てば記憶は大げさに捉えがちだったりするのかな。

 

 

気になった僕は、

 

 

既に母親のへそのにおいを嗅ぎたいという思いにかられ始めた

 

 

実はそんなに臭くないんじゃないのか

 

 

とりあえず、母親に話してみる。

 

冷静になってみると

なんか恥ずかしいような。

 

 

母親のへそのにおい嗅ぎたいなんて

19歳にもなると抵抗がある

 

 

遠回しに

「母さん、最近へそ掃除してないんじゃない?」

 

 

なぁんてことを言いながら、

母親のへその匂いを嗅ぐチャンスを伺う。

 

 

母親はあっさり承諾して

へそを掃除し始めた。

 

 

その最中に母親は言った

 

 

「あれ、そんなに臭くない」

 

 

え、

臭くないの?。

 

嘘だ。そんなことあるわけない。

 

 

 

 

 

そう、嘘だった。

母親も10秒後には

クサいと言っていた。

 

 

 

何故時間差でクサさが訪れるのかは謎だが。

 

 

さぁ、

それはさておき、

においを嗅ごうではないか。

 

 

 

まるで、カラッカラにかわいた喉に、

キンッキンに冷えたジュースを欲しがる感じ。

そんな気持ちで

 

 

母親のへそをほじほじした

綿棒のにおいを嗅がせてもらう。

 

 

 

 

その瞬間、一種の走馬灯のようなものが頭の中を駆け巡る。

 

 

すごすぎて1周まわって3回転して

高級料理フルコースを味わっているかのような。

 

 

時には優しさを見せる

言うなれば夕方6~7時頃のお母さんの味噌汁の味のような、

 

そんな感覚だ

 

 

しかしながら

 

 

 

 

 

「くっさーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

 

確かにクサいが、

10年前と全く同じクサさを表現している点、素晴らしい。

 

 

 

このへそ。

10年という時間の流れの中で、勝るとも劣らずこのクサさを維持してきたというのか!?

 

 

これは認めざるを得ない。

 

その時僕は、

母親のへそ、そしてそのニオイに

敬意すら感じていた。

 

 

これは、国宝か世界遺産と言われても僕は驚かない。

 

それほどにこのニオイは価値のあるニオイ。

クサい。

 

 

 

あぁ、

なんかいい経験をしたような気がする。

 

 

 

僕にもし大切な人、

例えば結婚相手とかが出来たら、

 

 

そんときは僕んちの名物

母親のへそのにおいを嗅がせてあげたい。

 

 

 

読んでくれてありがとう(・▽・)